2024年2月28日水曜日

Day149 サイバー攻撃

普通の生活をしているとなかなか分かりにくいのが、サイバー攻撃。

報道が出ると認知できるが、普段はひっそりと進むようなので、分かりにくい。というか、表面化した時には手遅れというシロモノ。

この職場では、セキュリティー強化のためシンクライアントPCを使っている。これが、不定期にやたらとレスポンスが悪くなる時があるのだ。それが、おそらくサイバー攻撃を受けているタイミングだろうと踏んでいる。なにせ、公開されると市場も反応すれば、政治も反応する情報のオンパレードである。企んでいる人からすれば、狙いたくもなるというものだ。もちろん、ただのネットワーク障害という可能性もあるのだが。

なので、普通の環境に居る人よりも少しだけ身近に感じる。以下はただの想像。このセキュリティ維持に関わっている人にとっては、日常の出来事であり、常に戦争をしているようなものらしい。しかし残念なことに、コトが起こる前に防ぐ未然防止が前提なので、心無い人からは無くても何とかなったでしょうとか、もっと早く対処できなかったんですか、とか言われる可能性がある。担当の人たちは、それならご自分でなさったらいかが?と答えたくなるのを、おそらくグッと堪えているのではなかろうか。大変な職場である。



2024年2月25日日曜日

Day148 人事評価の話

 当たり前の話だが、官僚の世界にも人事評価はある。

自己申告制となっており、期初に上司と目標を設定し、期末にその成果を報告する流れである。上司は、普段のやり取りから評定を行い、のちの配属などに生かすようである。

評定はいくつかのランクに分けており、期待された通りの働きがあった場合に中央値。それ以上であればプラス1、著しい成果があった場合はさらに上の標定がつく。下がる方も同じ調子である。

ただ、企業のように評定が下がると降格人事とか給与が減るとかクビになる。ということは無いもよう。その先の道の選択肢が減る、つまり幹部ポストへの道が狭くなっていくというのはあるようだ。

もっとも、全員が上がれるというシステムは無いので、一人減り、二人減りといった状況になっていく。それこそ、昔遊んだ椅子取りゲームである。

思えば、椅子取りゲームは苦手だった。皆が、最後は誰になる!?と大興奮で取り囲んで言っている最中、新しい席を持ってきて勝手に座る子だった。1つしか無い椅子に向かって他人を蹴飛ばして座るという行為そのものが、自分をとても嫌な気分にさせていた。ゲームだからといえば収まりそうだが、実際はそうではない。振り返れば社会の縮図だったようである。私は、新しい席を自ら用意して座り、物欲しげにその椅子を眺める人が居れば譲り、自分は新しい椅子を探すし、無ければ作ってしまう。どうも、その性格は何十年経っても変わっていないようである。



2024年2月22日木曜日

Day147 腹時計

 正真正銘のデスクワークをおこなっているわけだが、PCの中に時計があるにもかかわらず、ほとんど目に入らないほど集中して作業をおこなっている。

そんな集中を途切れさせるだけの強力な敵がいる。

上司。もあるが、それではない。

腹時計だ。

こればっかりは、如何ともし難く、同じような時間になると邪魔し出すのである。不思議なものである。

人間、生きていると腹が減る。集中してようが、怒っていようが、笑っていようが腹が減る。

今日も飯を食って、仕事に励もう。



2024年2月21日水曜日

Day146 象牙の塔

 統計結果を元に様々なことを議論し、推定し、文書として練り上げる。これこそ官僚のなす技である。

しかしながら、外で体験してくれば実体験として分かるものを、あーでもない、こーでもないと捏ねくり回していることも良く見られる。

端的なところで言えば、給料。大企業ほどではないが、大多数の会社に比べれば高給であるのだが、朝から晩(というか夜中)まで働くから、比較しようにも周りはみんな同じ公務員。これが普通だと思ってしまう。

旦那が働き、奥さんは家で専業主婦しても、今時成り立つのである。これが普通になり、他の状況が想像できなくなる。

例えば、女性に年収108万円以下の人が多い理由がすぐに出てこないのだ。出てきても、頭で分かるだけで、実感として分からないので、ちょっとの税金を納めればもっと収入アップするのだから、やらないのは別な理由があるに違いない!と、論理的な展開になる。マジメか!


現場に答えがあるから、官僚には少しアソビを持たせてあげたい。



2024年2月18日日曜日

Day145 笑いが絶えない職場

 結構笑い声が絶えない職場である。と聞くと、嘘でしょ、と思われてしまうが、実際笑い声が起きることが多い。

議員への答弁を作ったり、大臣からの宿題を返すにあたり、よく話し合いを行うので自ずと笑いが発生するのである。この辺りは国会対応という大きな目標に向かっているため、連帯感が生まれやすいのだと思われる。

加えて、遅い時間まで働くことからくる一種の高揚感も手伝っているのだと思われる。

夜の10時を過ぎてからが勝負。順調に行って終電。ハマったらタクシー。結構ギリギリで仕事をしていると、ドーパミンが出て、きっと病み付きになっているのだろう。かつて体験してきた身として言えることは、決して悪くは無いが、あの生活に戻ろうとも思わない。

今日もプロパー官僚を脇目に、そそくさと帰るのである。



2024年2月17日土曜日

Day144 有給休暇

 社会人の権利の一つに有給休暇がある。

休んでも給料がもらえるという素敵な制度である。勤続年数にもよるが、長いと年に20日もらえることが多い。

この官庁では、半年間は試用期間という位置付けで有給休暇はゼロだが、半年経ったら10日間もらえる。出向者の場合は、欠勤してみたところで親元の有給休暇を消費すれば良いので、この10日の意味がわからないところではあるが、もらえるものは貰っておこう。となる。

しかし、多くの企業で有給休暇を100%消費し切る人は、多く無いようである。出向者に話を聞いても、完全に消費し切る人は猛者と呼ばれるらしいので、出向元は猛者だらけということになる。

こういった自社以外の文化に触れることができるのが、出向の醍醐味の一つである。

自社の常識、非常識。これがわかるだけで、人生豊かになれる気がする。



2024年2月16日金曜日

Day143 永田町の食事事情

 永田町の食事事情は結構貧しい。

建物内に食堂とコンビニがあるのが救いである。

街中をぶらぶらしても飲食店は一切なく、一般の人が前触れなく入れそうなのは、国会記者会館の食堂くらいなものだろう。

あとは、入場カードを持っていれば国会図書館の食堂という手もある。

普通は入れないのだが、議員会館の地下にも食堂がある。

そうなると、少し足を運んで赤坂や虎ノ門で食べることになる。

往復の時間と外食代を考えると中々辛いものがある。コンビニと食堂様様である。



2024年2月15日木曜日

Day142 根回し

 決議をスムーズに回すために行うのは、根回し。

普通の会社でも根回しをすることが多いが、官僚の世界は滞りなく進ませることが最上の価値なので、根回し上手こそが最も価値を生むようである。

毎月行われている会議であっても、前々日くらいから関係者にレクチャーを行なっていく。そう変わることはないのだが、根回しを行う人のその数や前日だけで20人は下らない。しかも、政治の中枢に近くなるにつれて、役職の高い人が説明に行く必要があるので、幹部は分単位のスケジュールになる。

そうなるとどれだけスムーズに説明できるかがポイントになる。

説明の上手さは、相手が聞いて納得するストーリーとして渡せるかどうかに掛かっている。昔話のように、「昔々あるところに、おじいさんとお婆さんが住んでいた」から始まる定番フレームワークでどんな話でも語れることが、相手の扉を開けるために必要なのだ。




2024年2月14日水曜日

Day141 実は協力している

 国会などで論争している野党と与党。

実は、より良い政策を作るという意味では、協力し合っている。野党の質問に答える形で、少しづつ進む形式をとっているのである。

もっと、ズバズバっと物事が決まっていく感じが欲しいところであるが、日本の政治は手戻りなく着実に進ませる方法を選んだようである。

柱となる与党の政策に対して、野党が質問という愛の鞭でしっかりしたものにしていくのである。質問は人も国も鍛えるようである。



2024年2月10日土曜日

Day140 大雪対策

 テレワークが導入されている。

大雪が予想される日は、テレワークを活用して交通混乱を避けて出社したり、そもそも、在宅に切り替えることで混乱そのものに合わないようにすることができる。

問題は、在宅勤務の環境。サブモニターは必要だし、回線の太さと容量も必須。その次は、執務環境。在宅時に周囲がうるさいと集中できないことがある。近くに工場がある、隣人がうるさい、幼い家族が居て遊びをせがまれる、自宅にいるので休みと同じ扱いになる家庭などがその例。

後者は、ほとんど支援のしようがないのだが、前者は結構できる。住宅手当などが支給されているのであれば、ここも考えて良いのではないかと思えるし、デジタル化が遅れているというなら、補強するならここだろう。

今やネットワークは、電気、水道などと同様に、使いたい時に潤沢に使えないと困るインフラなのである。大雪、大雨、大地震。こういった自然災害が起きたときにも真価を発揮する部分に投入してこそ、国土強靭化である。




2024年2月9日金曜日

Day139 仕事を無くすのが仕事

 これは、自分のポリシー。

仕事は、今自分がやっている仕事を無くすのが仕事であると思って仕事をしている。

つまり、自分が居なくなっても、同じ結果を自動的に出せるということである。仕事の生産性は、出したアウトプットを費やした工数で割ることで出すが、分母が0ならば生産性は無限大である。

全ての仕事は、そこを狙うべきだと常々考えて実行しているのだが、今の部署でも、分子部分を多くすることを求められるが、分母を減らすことについては関心がない。

もっとも、これまで出向元の企業でも理解されたことがないので、官に限ったことでは無い。こうなると日本という国自体の考えなのだろう。本当にゼロにすると不思議がられる。これ以上ない成果のはずだが、大した評価がされないで、新しい仕事を探すことになる。ダラダラやって、分かりやすく効果が出たと言ったほうが評価されるのである。

する気もないのに生産性を語るのは、真面目に実行している人間が割を食う。しかし、すぐに考えを変えられるほど器用ではないので、今日も成果を無限大にして、新しい仕事を探すのである。



2024年2月8日木曜日

Day138 エライ人はヒマにさせてはいけない

 とは、言い得て妙である。

国会議員から、説明を求められることがある。特に国会開催中に多い。閣僚会議などで公表した資料に関連したものがその対象である。

質問を受け付けたのちに、各部門へ振っているのだが、縦割りの良くない部分が出る。受付は来るもの拒まず。各部門に振るだけ。受けた側はただでさえ、アホみたいに忙しい部署にしてしまっているのに、さらに忙しくなる。ワークホリックここに極まれりと言わんばかりである。

中には、質問されていらっしゃいますが、ご自分の専攻は何でしたっけ?何のために結構な税金をお使いになって秘書官を雇っているの?という質問事項が見られることがある。しかも、ちょっと余裕があるのかな、と思われる時に限って、出てくる。きっと、忙しかったら質問しないのだろうなぁという質問事項だ。

エライ人は、ヒマにさせるとろくなことをしないようである。

子曰く、小人閑居して不善をなす。

不善では無いのだが、そんな言葉が浮かんできてしまった。



2024年2月7日水曜日

Day137 北方領土の日

 北方領土の日というのがあるらしい。

これを声高に言うのは、右でも左でも寄ってる人が多いので、敬遠される傾向がある。

北方領土返還要求運動を活発にするため昭和55年に設定したそうである。日付は、1855年に日魯通好条約が結ばれたことに因んでいるそうである。

経緯などは、北海道庁のWEBページでの解説が分かりやすい。

北方領土は、北海道の北東にある、国後、歯舞、色丹、択捉の4島である。これらは、第2次世界大戦後のどさくさに紛れてソ連が占領し、それ以降ソ連の占領下になっている。そのほか、樺太も本来は日本の領土なのだが、国際的には宙ぶらりんである。という認識。

歴史的経緯などを見るとそうなのだが、実効支配というのもあり、70年も経っちゃうとね・・・というのがある。

国の納め方は民主主義だが、世界との境はいまだに帝国主義である。日本は周囲を海に囲まれているので、国の境目を実感できる数少ない国だが、だからこそ、一方で鈍感な人が多い。

知床半島の先端に立って、海を見ると良い。

目の前に占領されたことで日本とは呼べなくなった島が広がっているのだ。これを見て恐怖を抱かない人は居ないと思う。百聞は一見に如かず。北方領土とは、国際を実感できる風景なのである。



2024年2月4日日曜日

Day136 謎の仕事

 役所は前例踏襲型で仕事が進むので、謎の仕事がある。

本来は意味を持っていたのだと思うが、マニュアル化された時に、当時の魂が抜け落ちて作業のみが残ると、謎の仕事の出来上がりである。

デジタルトランスフォーメーションという言葉が流行ったが、肝は仕事の見直しである。なんでも自動化するのではなく、やる意味のある仕事を残し、その仕事を自動化するのである。

自動化が先ではない。

しかし、役人のマニュアルを見ると、作業手順はリッチながら、仕事の意義が書かれていないものが、本当に、多い。本田技研工業だと、A0は何だ?と言われて一瞬で瓦解するだろう。

今日も、謎の仕事に手をつけねばならない。当初の魂を掘り出し、正しい仕事をやろう。



2024年2月3日土曜日

Day135 テレワークの目標

 感染症の広がりもあって、テレワーク実施者5割が目標として掲げられている。

正直なところ、頑張って5割かぁ、低いなという感想を持った。

というのも出向元では、製造現場で100%は無理だが、テレワークを原則としていて、実際ほとんどがテレワークである。

なので、デスクワーク10割の機関が、そのテレワーク率では低いなぁと思った次第である。

ただ、一筋縄ではテレワーク10割は難しい。これまで上げようとして上がってこなかったのには、ワケがあるのだから。

自社の経験からのポイントとしては、コミュニケーション手段がリッチになることが必要である。IT機器の性能をあげたり、回線速度の増強、使いやすさを上げるために複数台のモニターを準備するなどが必要である。

いずれも金がかかる部分である。

しかし、投資に見合ったリターンが期待できる部分でもある。もし、属人的な手当があるなら、こういったIT機器を揃えるために手当を作っても良いと思われる。

企業はトップ自ら動くことで、企業が変わる。国も同じ。トップが変われば国が変わる。まずは、役人が動こう。



2024年2月2日金曜日

Day134 体が資本

 働きやすい環境になってきたとはいえ、無茶振り?は出てくる。霞ヶ関ならではの一つに、国会議員とのやり取りがある。

国会議員が仕事の発注者であるので、基本は断らない。しかし、そのオーダー方法は結構な無茶振りが多く、20時頃に遅くても明日の朝で良いよ、という。

パワハラとしか思えない。しかも、オーダーを受け取ってきた以上、宿題を返さなければいけない。担当者は資料ができるまで帰れないし、上司は確認できるまで帰れない。いきおい終電にかけ乗るということになる。

気合と根性で解決する世界が、ここにはまだ広がっている。サラリーマンは体が資本だが、公務員も体が資本である。

来たれ、脳筋メンバー。



2024年2月1日木曜日

Day133 異動の挨拶

 役所は異動が結構ある。

というか、2年を一区切りとして、どんどん新しい部署を経験していくゼネラリスト養成所である。

昨今のスペシャリスト育成とは離れているのだが、ポテンシャルが高いなら、この短い期間の中であっても専門家と呼ばれるレベルに上り詰めることができるので、これはこれで良い制度である。

そのような中で、変な制度や仕組みが習慣として残っているのは、みた時に違和感として感じる。

その一つが異動の挨拶。「私事で恐縮ですが、〇〇へ異動することになりました。後任は××となります。」というメールが来ること。全く、ワタクシゴトではない。業務命令で異動が告げられているのだし、後任に仕事を引き継いで紹介しているのだから、なんなら業務上の連絡である。

何か、ワタクシゴトにしないといけない理由があるのだろうか?今のところ、わからない。



Day376 使命感と共感に満ちた日本の未来へ

 私の宮仕への出向が終了を迎えた。 長いようで短い2年間であった。 この貴重な体験を振り返ると、民間では決して味わうことのできない数多くの気づきが得られた。最終的な上司が大臣であるという特異な環境で、自分の作成した資料が局長に渡り、大臣が総理大臣へ報告する資料の一部となっていった...