2024年3月10日日曜日

Day156 あいまい

 質問が上手い人は羨ましい。

聞きたいことがはっきり伝わり、相手からはっきりとした解答をもらえる。こんな上手い質問をしてみたいものである。

国会議員は、質問がうまくないと仕事にならない。そのため、質問がはっきりとしている人が多いので、曖昧な質問が出ると問いただすことが多い。

国会では、よくその風景が見られる。

ただ、長丁場であることから、曖昧になることもある。例えば、「基準が非常に曖昧なんですよ!」と問い詰めているご自身の言葉が、既にどの程度非常なのか、曖昧なのだ。

難しいところである。

この場合、「非常に」が無ければ良い。強めたつもりが、ぼやけてしまった。

難しいところである。



2024年3月8日金曜日

Day155 BCPへの意識

 企業の場合、何かの災害が起きた場合でも事業が続けられるように、BCPを作っている。BCPとはビジネス・コンティニュアス・プログラムのこと。

国も、それを指導する立場にあるので、やっているはず(たぶん)

ところが、霞ヶ関においては人員削減の嵐が吹き荒れ、これまでやっていた仕事できなくなるくらいまで、人が減り続けている。自然減のようではあるが。

ある程度までは、残った人による気合と根性で対応できるが、あるレベル以上からは絶対に無理である。出向元で既に経験済み。

こうなると仕事を抜本的に変えないといけないのだが、今のところ、それも行わず、かといって人員の補充もままならない。企業の視点でいえば、BCPができていない。

こればかりは、困った状況にならない限り、手を打たないのが常。

さてさて、どうなることやら。



2024年3月7日木曜日

Day154 敵が居ると世界は団結する

 SFなどでよく語られることではあるが、世界は敵が来た時に団結する。

ロシアのウクライナ侵攻は、まさにそれだった。

多様性を重んじると言いつつも、長い物には巻かれろ。それを見てしまったように感じる。寄らば大樹の陰ともいうのだが。

双方に言い分はあろう。日本人は勧善懲悪が好きだが、世界はそうなっていない。むしろガンダムの世界。

もっとも、ちょっかいを出しておいて、手を引いてやるから言うことを聞けと言うのでは、かつての帝国主義そのもの。世の中は、良くも悪くも民主主義なのだ。



2024年3月4日月曜日

Day153 大学というシステム

 大学というシステムは、官僚を作るのによくできたシステムである。

官僚の仕事が受験勉強あるいは学校教育の延長のようなものだと感じる部分が、日々の仕事をしていると、結構、あったりする。実際、東大は官僚養成の機関だったわけだし、それを頂点と据える教育ピラミッドにあれば、多かれ少なかれ関連してしまうだろう。

専門を作る前に広くさまざまな経験をさせる。要は詰め込み型の教育の延長。しかし、これまでの人生でこなしてきた人間が官僚になるので、まさに朝飯前である。一方で、これができないと悲惨なことになるので、この適性は重要である。

一生勉強ができる能力は、何にも増して必要というわけだ。これを作る上で、大学を頂点とするシステムは良くできている。

問題があるとすれば、人は次から次へと増えることが前提で作り上げられたものであるということ。

そのため、そう遠くない将来にこのシステムをクリアーして官僚として国を支えていく人材は不足し、国の運営を支えきれない事態が発生するだろう。

制度に則って運用する人間と制度そのものを作る人間は別種だし、制度そのものを作る人間は、ピラミッドから抜け出た人こそが適任であろうということも問題になりそうである。こんなに強固なシステムになってしまうと、直そうにも手が付けられない。困ったものである。



2024年3月3日日曜日

Day152 気がつけば深夜

心配性には大変な職場である。

作業自体も多いのだが、関係する項目も多く、あれも、これもと確認していくとあっという間に時間が過ぎていく。どの職場でもミスは御法度だが、ここも機関統計取扱い部署ほどではないものの、多くの機関から参考にされる情報を提供している。

当初は、誰が見ているのだろう?という疑問があったものの、国会が取り上げ、新聞社が取り上げ、一般の人たちの目に留まる。こうなるとミスは許されないものとなるので、やることなすこと二重チェックは必要になる。

さらにこうなると、作業は必然的に多くなる。

定時ッテ、何時ダッケ?今日はひな祭りで、家に帰ったらちらし寿司だなぁ、と、ふと我に思った、その時刻は既に終電の15分前である。




2024年3月2日土曜日

Day151 栄養ドリンクは常備品

 職場を見渡すと机の上に転がっているのをよく見かけるのが、栄養ドリンク。

どうやら多くの人が常備しているようである。

それもそのはず、国会が始まるとさまざまな対応を行うために、始発で帰って、夕方に出るという勤務になることも。ただし、決まっていないようなので、各自の裁量によるらしい。

これに対応するには、やはり、栄養ドリンクで一時的に体を誤魔化さないとやってられない。

給料は安定しているが、体と精神は安定していないのが、公務員。

むろん部署によるが。



2024年3月1日金曜日

Day150 信用って大切

 ロシアのウクライナ侵攻で西側諸国が使った武器の一つにSWIFT締め出しがある。

ざっくり言うと各国の中央銀行が発行する通貨同志を交換する手続きを行う機関なのだが、昔はFAXで貰って手作業で行っていたという。さすがに貿易量や金融取引量が増えると手作業なんてものは無理なので、オンラインでの取引に代わっている。こんな機関があるとは、つゆ知らなんだ。

この機関がそっぽを向くと外貨が獲得できないので、食糧やらエネルギーやらを海外に頼っていると購入できなくなるために、大変困る事態に陥る。

この時は、実際に行ったわけだが、昔ながらの方法で取引を行うという手段もあったようではあるが、煩雑さに加えて、申し込んできた人なり、国が本物という確証を得るために、アナログな方法で確認をとっていく必要があるらしい。要は信用の担保。これができないと取引ができない。信用って大切。



Day376 使命感と共感に満ちた日本の未来へ

 私の宮仕への出向が終了を迎えた。 長いようで短い2年間であった。 この貴重な体験を振り返ると、民間では決して味わうことのできない数多くの気づきが得られた。最終的な上司が大臣であるという特異な環境で、自分の作成した資料が局長に渡り、大臣が総理大臣へ報告する資料の一部となっていった...