2023年9月2日土曜日

Day41 公務員の就活

 国が再就職を斡旋しないという概要だけは聞いていたが、実際に目の当たりにした昨日。

とは言え、どこか本当ではないのだろうという感じがあったのだが、今日は実際に就活が始まったのを目の当たりにした。というのも、それまで個室があったのに、急にミーティングスペースでしないといけなくなっているので、嫌が応にも聞こえてしまうのだ。

やれ、◯◯大学に連絡しては、経歴を口頭説明して論文の数を聞かれたり、というのが結構続いた。結局、この日は履歴書を送ることも、直接面会も決まらず翌日以降に持ち越しになったようである。

こうなると、まさに、居させて貰っているというのが正しい表現。だがこれは、相当マズイ姿だと思う。せめて空いている会議室に、決まっていない人を集めてそこでやってもらうくらいの配慮は無かったのだろうか・・・。

収入の継続性は安定していても、体と心は常に不安定。これを乗り越えてきた先にある人にこの対応は・・・。ちょっと残念な仕組みを垣間見てしまった。



2023年9月1日金曜日

Day40 退官後の道

 とある方が定年で退官。会社で言えば役員クラスなので、それ以上の年齢になっても仕事を続けることが多いが、公務員は60歳で退官。また、役員までならなくても最近の企業には再雇用の制度が整いつつあるので、条件次第ということになるものの会社が用意してくれる。

退官のスピーチで就職斡旋、いわゆる天下りについて触れる部分があったのだが、今はないそうです。

色々と問題となり、その影響で無くなったという概要は広く知られているところ。

しかし、そんな美味しい天下りをしているのは、ごく僅かだろうし、ほとんどが就職浪人をすることになる。しかも、年金は65歳からだろうから、5年間食いつないでいかないといけないのだ。上まで行ってしまうと、おそらく専門性が高すぎてうまくハマる場所もなさそうである。勤め上げた人のこんな最後を見せられて、公務員の働くモチベーションが下がってしまうのでは無いかと不安になった。





2023年8月31日木曜日

Day39 わちゃわちゃ

 月末。

月単位で仕事が進むので、月末と月初は仕事がひと段落ついている時期である。

この期間を使って有給休暇にしたり、テレワークにして業務負荷を下げるなど、皆工夫を凝らしている。ただし、急な仕事が舞い込む可能性があるために誰かが待機していないといけないそう。

この日は基本は、落ち着いて仕事ができた日であった。これが割と落ち着いて考えることができて良かった。どうやら、時間に追われて仕事をするのが嫌なようである。

細かすぎて、こだわりが強く、あとに残ってしまう性格があるが、このような性格の人間は、役人に向いていないというのは、忙しい日とそれほどでもない日の両方を体験してみてやっと分かった。良い発見である。ただ、始まってわずかに39日。これから随分と残り日数があるのが、悩みの種である・・・



2023年8月30日水曜日

Day38 相手は血も涙もある人です

 強烈な事前情報とともに始まった各省協議。

実際にやってみると、こちらが受け入れる話だったのでコトも無く済んだ。

むしろ、人の良さが電話越しに伝わってきたくらいで、あの事前情報は何だったのだろう、というのが正直な感想である。

と思っていたら、方向性に違いのあるパートであったり、特定の省庁は非常に難航していたようで、担当者の憔悴が分かるくらいだった。要は、受け持ったパートが良かったというのが真相のようである。

それぞれ落とし所をどこに置くのかを考えて、引くところと引かないところを電話で話していく。項目にすると至極普通のネゴシエーションである。ただ、どちらも真剣勝負なので大変だ。

願わくば、これはこれ、他の件は他の件となって欲しい。省庁連携が悪くなって損をするのは国民なので。



2023年8月27日日曜日

Day37 上司も結構変わる

 この時期、様々な人が異動する。

そもそも、同じ部署にそう長く居ないのが役人の世界であるとは理解しているが、こうも頻繁に変わるものかと驚く。

直の上司は2年くらいで変わるようだが、自分の任期と合致して居なければ必ず1回は経験することになる。それでなくても、その上の人や関連のある上司たちも含めれば業務を引き継いですぐにフルスロットルで活動ができることを求められているように感じる。

そんな、すぐに引き継いで前任と同じレベルで仕事が出来るようになるとなれば、みんな余程のスーパーマンか(可能性はあるのだが)、誰でも出来る仕事のどちらかじゃなかろうか?と勘繰ってしまう。

基礎部分があればこそだと思うが、担当も、上司もこうすげ替えられるというのは、どう考えたら良いものか?ちなみに門外漢からすると、聞く単語の一つ一つが初めて出会う言葉。例えるなら理系の大学生が文系の研究室に行ったようなモノである。なので勉強しっぱなしである。



2023年8月26日土曜日

Day36 毎月のことですが

 役人の仕事は、日、月、年の単位でおよそ決まっている。

基本は月単位で動くのだが、これは衝撃的だった。

まずはスパン。これまで技術の時は、製品開発スケジュールに従って動くので年単位あるいは数ヶ月単位。事業開発の時は、数ヶ月〜1年単位で動いていた。これが月単位になると、毎日が結構な忙しさになる。

次に内容。繰り返しが頻繁に発生するのだ。基本となる作業はあまり形になっていない手順書に書き落とされていて、至る所に地雷がある。これは以前に書いた通り。これが月の中で少しずつ形を変えて何度も発生する。聞いただけで分かるのがベスト。役人向けの性格。失敗しても次は成功させるのが、MUST。2度3度失敗すると不適合である。

そうなると、行う仕事の内容が年単位で少しずつ変わっていくようなのだ。失敗のない人にはより高度な仕事、失敗が続く人には違う仕事。といった具合である。

この辺りが役人の出世システムに関連しているのではないか、そんな推測をしてしまう。

しかし、役人の成果って何だろう?一般企業なら売り上げ、コストダウンで出した利益額、あるいは将来の種なのだが。



2023年8月25日金曜日

Day35 各省協議

 各省協議というイベントがある。

政府見解を公表するにあたり、他の省庁からの質疑を受けるというものだ。

開始時間と同時に通達メールが流れ、数分すると電話が鳴り出す。担当は、意見締め切りの時間まで忙しく受け答えを行う。毎月、どこからか問い合わせがあるのだが、生来、協議やら意見やらは苦手なので苦痛でしかない。

今回もとある部署から問い合わせがあり無事過ぎた〜と思っていたところ、しっかりと意見書が入ってきた。これは如何なることか?と思っていたら、掲載していた数字を間違えていることを指摘されていた。

他省庁に指摘されるのは、相当恥ずかしいこと(らしい)なのだが、間違った数字が外に出なかったことのほうが自分としては安堵した。これまで怖い相手だったのが、一気に仲間感が湧いてきた。ナイス指摘である。

もっとも、指摘があったことについては反省会&説教となったが。



Day376 使命感と共感に満ちた日本の未来へ

 私の宮仕への出向が終了を迎えた。 長いようで短い2年間であった。 この貴重な体験を振り返ると、民間では決して味わうことのできない数多くの気づきが得られた。最終的な上司が大臣であるという特異な環境で、自分の作成した資料が局長に渡り、大臣が総理大臣へ報告する資料の一部となっていった...