2023年8月12日土曜日

Day27 盆と正月

 忙しいさまを表す言葉として、盆と正月が一緒に来たような忙しさ、という表現がある。

官庁に関して言うと、忙しいのだが暦上の盆はない。

このあたりは製造業とは大きく異なる部分である。もっとも製造業のほうが変わっているのだろう。社会人になるにあたり、夏休み、冬休みの日数減は想像の範囲内であったが、秋休みがあるのには驚いた。11月の連休に有給を引っ付けるのが半ば通例となっているのである。

官庁に関して言うと、特別休暇という連続して3日とる休暇が当たるものの、皆で一斉に取る盆休みという概念はない。

むしろ、この時期は人も少ないし、問い合わせも少ないので仕事が捗るから登庁するという人が、結構居る。幹部と呼ぶ管理職級以上のメンバーは比較的休みを取るようである。

8月のお盆の時期に仕事が捗るというのは、会社がブラック企業と呼ばれていた時代に私もやっていたことなので、その気持ちは良く分かるし、実際捗るのだから仕方ない。

でも、ホワイト企業に様変わりしてから、その状況に改めて浸かってみると戸惑いはある。

バブルまでは、復興のため、豊かになるためにモーレツに働くというのが合っていた。その後、どうするために働くのかを定めきれていない。

何が贅沢かを分かり、程々を知り国民であればこそ、ある程度豊かになった時にどの方向に持っていくのか、さらにレベルの高い概念でまとめ上げる必要がある。何と言っても、実は多様性の塊のような日本国である。一筋縄ではいかないのは当然である。

とはいえ、スタッフ部門である官庁こそが、その生活スタイルの先導者であって欲しいと望むのは贅沢なのだろうか?

盆は休む。

これが実践できる国が、豊かな国なのだと思う。



2023年8月10日木曜日

Day26 一杯の味噌汁

 今から数十年前の昭和から平成に変わった頃、一杯のかけそばという童話が流行した。

時代は、流行した当時からさらに遡って昭和の中旬から終わりにかけての頃。お金が無く貧しい母と子が亡くなった父との思い出を思い返しながら、思い出の蕎麦屋で1杯のかけそばを分け合った。その後、立派に成人した子たちが再びその蕎麦屋を訪れて、かけそばを食べるという立身出世の話。

そば一杯が幸せ。

立身出世の部分はさておき、ささやかな行為が幸せだったりする。

官庁でのささやかな幸せの一つとして昼休みに味噌汁を飲むことを挙げたい。

童話の中ほど金が無い訳では無いし、官庁内に食堂も整備されているので、味噌汁で幸せという部分にはハテナがつきそうではあるが、実際のところホッと一息つける幸せな時間である。

忙しい日は、毎週1回程度あり、その時は昼休みって何ですか?という状態になる。

そうならない為に事前の準備をするのだが、それを上回るトラブルが発生するので文字通りTime Fliesである。

今日もそんな1日であった。

それでも昼ごはんは2時間遅れで取ることができた。その際のインスタント味噌汁の染み渡ること、この上ない。

令和のご時世、幸せ度合いは昭和と変わらないようであるが、日々実感できる点では良いのかもしれない。



2023年8月6日日曜日

Day25 やっと揃った資料たち

 ひとりでデータを揃え、資料一式を作ることができた。

ここまでの仕事を振り返ると、作業が大半を占めており、実は肝腎要の分析という仕事内容については、ほとんど引き継ぐことなく終わっていた。

そして、そここそが重要な部分であったと知るのは、一通りの仕事ができたから。

そう考えると、1ヶ月で引き継ぎを終わらせるシステムは変である。一定の分析品質を担保するのが目的だとすると、1ヶ月単位で回っている以上、もう1ヶ月は必要である。欲を言えば3ヶ月は必要である。

それでも1ヶ月で引き継ぎ終了とするなら、考えられるのは次のようなもの。

この仕事、実は、誰でもできる。

自分でないとできない部分は、引き継ぎで教える項目ではない。


自分が居なくなっても仕事が回ることを仕事の完了と定義してきた。つまり、その仕事をなくすことが仕事をしたということである。引き継ぎは、やり残したこと、である。


人にもよるとは思うが、仕事に対する新しい価値観に触れることができたと思い、気持ち新たに私の仕事を進めることとしよう。



2023年8月5日土曜日

Day24ひとりで迎える忙しい日への準備

 先任が居ない状態で迎える初めての繁忙日への準備。

色々と教えてもらったのだが、受け止めきれていないことが判明。

手順書はない。

思い出しながら、試行錯誤しながら一歩一歩進める。

こういったことが積み重なるので、時間がかかるのである。


とはいえ、先輩たちの知恵の結晶をしっかり受け継いで次に伝える必要がある。これをシンプル化して行くことと効率化することを当面の目標にしようと思うのだった。


そして、今日も退庁時間にはタクシーが行列を為していた。



2023年8月4日金曜日

Day23 テレワークデー

 官庁もテレワークを行っている。

霞ヶ関付近では、水曜日だけ人の流れが少ないが、木曜日からは元通りどころか、火曜より多い。テレワークの数字作りをしてるんじゃない?というツッコミを入れた記者さんがいたが、よく調べてるなぁと思う一方で、ちょっと違っていたりもする。

確かに水曜日は積極的にテレワークしましょうとの連絡が流れるが、1ヶ月全部に渡ってテレワーク率は取ってあり報告しているのである。それどころか、リスク回避の意味合いもあり積極的なテレワークを推進しているのだ。現在は登庁しないとできなかったり、作業が滞る場合に出ている感じである。にしても、出ないと出来ない仕事が多いのは、問題なのかもしれない。


で、今日はテレワーク。昼休みを利用して病院に行ったりするなど、テレワークの利点を享受できる。

というのも使っているPCはシンクライアントなので、サブディスプレイを所持して、それなりにネットワーク回線が太ければ、割と違和感なく出来るものである。

しかし、環境としては、書類を印刷できないのでチェックに困るという部分がある。出どころは不明だが、人間は発光しているものからの情報をそのまま受け止めてしまうという特性があるそうだ。このため最終チェックは紙に出力して行うのが、最も良いやり方である。これができないのは、以前書いたPCスペックの低さからストレスではある。

紙文化からの脱出のために、官庁こそ4K表示可能なPCとその環境を早く導入した方が良いと思うのだが。


2023年8月3日木曜日

Day22 設備が古い

 前任から引き継いだ場所での仕事を始める。

あちこちに痛みがある。本棚は、これまでの重量物(書類)に耐えきれず棚が破損。いつ外れて書類が落ちてきてもおかしくない。もっとも、カラーボックスを活用した本棚なので良くこれまで持ったというのが正直なところ。

デスクのキャビネットも怪しい。きちんと整理されてキッチリと書類が埋まった引き出しを出しっぱなしで使うものだから、スライドレールがイカれている。キャビネットに書類を入れ切ると5000枚程度になるから、開けたまま使えば、そりゃイカレルに決まっている。

しかし、新調される予定は無いようである。役所がコストセンターであることは、しっかりと所員が理解しているから、使いにくいなぁという話は聞いても、それが当然と受け入れて仕事を進めている。

そして・・・、扇風機があるが、今時珍しい青い3枚羽。機能としては問題ないのだが、メーカーがSANYOなので耐用年数はとうの昔に過ぎているだろう。発火しないことを祈るばかりである。

ここは紙文化。燃えるものは大量にあるので。



2023年8月2日水曜日

Day21 新たな1ヶ月

 今日から新たな1ヶ月が始まった。

まずは、恒例の席の移動から。先任が移動していったので、まずはその席に移ることからスタートである。

というのも、役割が席ごとに決まっているからである。

空いた席だからといって座ってしまうと、その仕事をしている人となる。特に他の部局から配布するために来た人や問い合わせに来た人は、座席表を元に来ているので、ますますその傾向が強くなる。

で、初日の仕事は席の移動になる。


席の移動が頻繁に起きるので、席が汚い(当方比)。

これまで居た製造業の場合、席の移動や居室の移動は起きる。製造ラインの変更だったり組織変更が起きると変わるので、それなりに起きる。そして、いくら忙しくても必ず大掃除タイムとなる。

机の上を拭くのはもちろんのこと、引き出しの中、椅子も清掃対象である。掃く拭くを細部まで行う。入社した直後から5S(整理整頓清掃清潔しつけ)が徹底されるので、これをしないと居心地が悪くなるのだ。これがしつけのレベル。

この視点で見ると汚いのである。人によるが、整理整頓の2Sまでは、ギリOKだが清掃はアウト。他から来た人はクッションを敷く、膝掛けをかけるなどして直接的な接触を減らすようにしている。

このあたり、製造業のDNAを注入するとさらに良くなりそうである。この部分は染まりそうにもないので、ここでも5Sを続けるだろう。



Day376 使命感と共感に満ちた日本の未来へ

 私の宮仕への出向が終了を迎えた。 長いようで短い2年間であった。 この貴重な体験を振り返ると、民間では決して味わうことのできない数多くの気づきが得られた。最終的な上司が大臣であるという特異な環境で、自分の作成した資料が局長に渡り、大臣が総理大臣へ報告する資料の一部となっていった...