忙しいさまを表す言葉として、盆と正月が一緒に来たような忙しさ、という表現がある。
官庁に関して言うと、忙しいのだが暦上の盆はない。
このあたりは製造業とは大きく異なる部分である。もっとも製造業のほうが変わっているのだろう。社会人になるにあたり、夏休み、冬休みの日数減は想像の範囲内であったが、秋休みがあるのには驚いた。11月の連休に有給を引っ付けるのが半ば通例となっているのである。
官庁に関して言うと、特別休暇という連続して3日とる休暇が当たるものの、皆で一斉に取る盆休みという概念はない。
むしろ、この時期は人も少ないし、問い合わせも少ないので仕事が捗るから登庁するという人が、結構居る。幹部と呼ぶ管理職級以上のメンバーは比較的休みを取るようである。
8月のお盆の時期に仕事が捗るというのは、会社がブラック企業と呼ばれていた時代に私もやっていたことなので、その気持ちは良く分かるし、実際捗るのだから仕方ない。
でも、ホワイト企業に様変わりしてから、その状況に改めて浸かってみると戸惑いはある。
バブルまでは、復興のため、豊かになるためにモーレツに働くというのが合っていた。その後、どうするために働くのかを定めきれていない。
何が贅沢かを分かり、程々を知り国民であればこそ、ある程度豊かになった時にどの方向に持っていくのか、さらにレベルの高い概念でまとめ上げる必要がある。何と言っても、実は多様性の塊のような日本国である。一筋縄ではいかないのは当然である。
とはいえ、スタッフ部門である官庁こそが、その生活スタイルの先導者であって欲しいと望むのは贅沢なのだろうか?
盆は休む。
これが実践できる国が、豊かな国なのだと思う。

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