省庁には付属の図書館がある。
仕事の範囲がそれぞれ違っていることが多いので、各省庁ごとに使う資料が異なる。つまり、この省庁で必要な資料は、他の省庁では要らないことが多いのだ。したがって、非効率なようだが自前で図書館を持つことになる。
さらに国会図書館が背後に控えているため、ここから資料を借り受けることもできる。過去の資料を調べようと思えば、かなり潤沢な環境があるのだ。
さて、とうとう200日を過ぎた。不思議なもので慣れ始めている自分がいる。振り返って初心を忘れなようにしたいものである。
あるメーカーの新規事業開発者が官僚の世界、それも永田町へ出向。そんな異世界転生して持って行けたスキルは度胸くらい。起きているイベントがフィクションか、ノンフィクションかはご想像にお任せします。
省庁には付属の図書館がある。
仕事の範囲がそれぞれ違っていることが多いので、各省庁ごとに使う資料が異なる。つまり、この省庁で必要な資料は、他の省庁では要らないことが多いのだ。したがって、非効率なようだが自前で図書館を持つことになる。
さらに国会図書館が背後に控えているため、ここから資料を借り受けることもできる。過去の資料を調べようと思えば、かなり潤沢な環境があるのだ。
さて、とうとう200日を過ぎた。不思議なもので慣れ始めている自分がいる。振り返って初心を忘れなようにしたいものである。
中央省庁は明かりが消えることのない不夜城というイメージがついていると思うが、実際その通りである一方で、実際は代わる代わる人がいるので不夜城になっているのである。一人の人が居続けるわけではない。
なので、平和な日というのはあって、その日は早く帰るのが良い。そんな日に仕事を入れてしまうと仕事中毒であるから気をつけなくてはいけない。
早く帰ったら趣味の時間や家族の時間を楽しむのが良い。よく遊びよく働くというのは、ここ官庁でも鉄則である。仕事のし過ぎは人生の幅を狭めてしまう。充実した人生を送ろうとする部下に対して、働き続ける強要をする上司はいない。その点では全くブラックではないのだ。
仕事をする上で、頭の整理をするのは当然のことであるが、ここでは「という頭の整理をする」という言葉が多用される傾向にある。
現象を説明するためのストーリーはいくつもあって、その中の一つで組み立てた時のあらすじを指して、「という頭の整理をする」と言っているのである。
まさに頭の整理であり、聞いた人は、それが共通の認識となる使い勝手の良い言葉である。これと同じようなスラングが見受けられるのだが、それはまた別の機会に。
日本語は難しい。
宮使えをするようになって改めて実感した。
何せ、言葉尻ひとつで意味が変わってしまう可能性を排除しなければいけないので、正しい日本語を書く必要がある。
華美な修飾語や主語と述語の対応があやふやなどがあると、即時に見抜かれるのである。
英語でしかみなかったSV,SVOCなどの文法構成の話が普通に出てくるのだ。
曖昧に育ってくると、ここでたんまりと鍛えられることになる・・・
職場の最寄駅は地下鉄である。
結構な深さにホームがあるので階段、エスカレーター、エレベーターがある。
あまりに深いので階段を使う人は極端に少ないので階段がえらく狭い。すれ違うのに気を遣うくらいの幅しかない。エレベーターは一機しかないのでほとんど来ない。そんなこともあり、基本はエスカレーター一択である。
そのエスカレーターだが、乗っている間の人の仕草を見ているとボーッと乗っている人、スマホから片時も目を離さない人、駆け上がる人など様々である。
私の場合は、最初のエスカレーターは駆け上がり、次は敢えてボーッとする。そして最後のエスカレーターに乗っている間にイヤホンの片付け、IDカードの準備、雨が降っている時は傘の準備がルーティンである。
乗っている時間に次の準備ができる。エスカレーター式も使い方である。
面白いなと思った特徴の一つに勤めている人たちの仕事以外の活動がある。
あまり聞かないような趣味を持っている人が多い傾向がある。社交ダンスやラクロス、全国日本酒飲み歩き、クラシックバレエなどバラエティに富んでいる感じだ。総じて仕事外の活動が活発な人が多い。
好奇心が旺盛で、人として幅を持っている。そういった人が集まる傾向にあるのだと思う。
イノベーションとは異質なもの同士が掛け合わさることで生まれることが知られている。この環境は自然のイノベーション醸成施設になっていておかしく無い。
企業からの出向を募り、新結合を得て戻すという使い方は十分に面白いと思うので、官庁はアピールして良いと思う。今も昔も、人材こそが官庁の最大の強みである。これを活かさ無いのは勿体無い。
出向元では事業開発をおこなっていたので、顧客に使ってもらって幸せになる姿を思い浮かベることができる。具体的な仕事だ。
一方で、国民という顔があるようで全く見えない平均的な人物像が、今の顧客。
端的に言ってしまえば、マクロ経済とミクロ経済の両極端。ミクロにしても事業開発なのでベンチャーみたいなものでマクロ経済から一番遠い場所。
顧客の笑顔が見られないが、国レベルの大きなうねりに関与できるダイナミズムを持っている。ここに価値を見出す人には最高の職場である。
私の宮仕への出向が終了を迎えた。 長いようで短い2年間であった。 この貴重な体験を振り返ると、民間では決して味わうことのできない数多くの気づきが得られた。最終的な上司が大臣であるという特異な環境で、自分の作成した資料が局長に渡り、大臣が総理大臣へ報告する資料の一部となっていった...