出向元では、仕入れ先企業の技術指導や営業、事業企画などをしてきたので、外部との接触なしには、仕事を語れない位置にいた。大きな企業になるほど、専門化が進むので、私のようなキャリアを積んでいる人は多くないと思われるが、それでも外部との接触はそれなりの回数が発生すると思う。
ここ官庁では、接触回数が結構少ない。もちろん部署の代表ともなれば、新聞記者相手にやり取りをするので、接触回数はむしろ相当多い部類になるだろう。しかし、代表者でない場合には、ほぼ無いのだ。
部門の先輩や同僚からの刺激があるものの、世間一般から見ると切り取られた一部の人たちの集まりなので、同質なものである。もちろん、偏差値の高い学校に見られるようにバラエティには富んでいるのだが、その枠を超えて様々な人がいるのだ。そことの接触がない状態で、ある日、外との接触機会が増えてしまうというのは、少々危なっかしい気がするのだ。
受け答えも然りだが、考え方が固まってしまう恐れがある。可愛い子には旅をさせよというが、国を担う人材こそ旅をさせる必要がある。

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