政府で公開している統計は650以上あり、重要さの度合いに応じて分けられている。
その中でも特に重要になってくるのが60ほどある基幹統計である。
国勢調査、国民経済調査、家計調査、鉱工業生産指数、貿易統計、国際収支など経済系のメディアやNHKで無くても、その動向は取り上げられる。
それが分かったから何の影響があるのかといえば、これまでの経済活動の結果を振り返り、先行きを予想したり、修正したりするために使うのである。金利が変わったり、税金の新しい枠ができたりと我々にとっても影響が出てくるものが結構あるのだ。
それらの分析をする上で、基礎とするのが基幹統計である。
そのため、正確性と速報性、そしてその数字の信頼というものが重要になってくる。その信頼を作るのは一朝一夕にできるものではなく、無くなるのは一瞬である。これまで作り上げてきた人たちの苦労を思うと大変なものだったと、今では想像できるようになった。
正確性を要求される基幹統計であるが、締め切りまでに提出できない会社があるので確報が出てからも修正が発生する。遡及改定。「何だよー、どのくらいの差が出るのか試算しなきゃならんだろうが、仕事を増やしやがって。」と悪態をつかれながらも許してもらえる。
しかし、二重計上や数値を均して記載というのは、基幹統計ではやってはいけない行為である。ミスというより改ざんに近く、これはまずい。
ただ、これが発生するということは、ムリ、ムラ、ムダ(3つのM)が作業の中に含まれているということである。根本対策とは、この3つのMを無くすことであり、チェックを強化するなどでは無い。
基幹統計という難しい分野で先人の積み上げてきたものを生かすためにも、知恵を発揮して素晴らしい再発防止策を立てて欲しいものである。
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