今日は別の部局から季節調整値のお知らせなるものが飛び込んできた。
私は、そう遠くない未来に、季節調整値なるものを駆使して経済を語る必要があるらしい。果たしてできるようになるのか、現時点では想像もつかない。
とはいえ、社会の状態をお金の面で探ろうというのが経済。というところまでは、理系の私でも何となく分かってきた。
そして、人の営みなので季節的な変動は必ず起きる。例えば、夏暑いと扇風機が売れる、かき氷が売れる。冬になるとホッカイロが売れるが夏には姿を消す。などである。
このほか、平日に人が集まる場所、休日に集まる場所など、こういった変化もある。
これをそのままにすると解析が難しいようなので、平準化して解析しやすくする試みがある。それが季節調整である。その値が季節調整値。これを使って、急に売れたり、売れなくなったりする現象を均して流れをつかむのである。
季節調整値は仮定の数字であるため、条件の置き方で恣意性が紛れ込んでくるのだが、それでも、これにより合理的で再現性の高い説明ができるようになる。
・・・と、まぁ、この辺りから、自然科学をしていた者からすると、何でこの仮定なの?など、物事の捉え方の違いに興味が湧いてくる。理論物理学でもそうそう使わない正規分布や1次関数を当てはめている例が多いことに驚いた。
これとは別に面白かったのがコロナ禍の状態比較。
この時期と今を比べるととんでもない数字が出てきてしまう。そのため、コロナ前の数字と比較して今がどうなっているかを推し測ろうとしている。コロナはあくまで一過性であり、ここを過ぎれば同じ基調になっているのだ、という暗黙(?)の仮定がある。
ウイルスによるパンデミックなんぞ繰り返すし、何ならこちらが当たり前の状況という思想は無いらしい。
ホメオスタシスとは、体の外から受ける環境に関わらず体の中を一定にしておこうとする現象をさすが、まさにこれと同じことを経済で行なっているのが補正値。正解は無いので、持てる叡智を結集して正しい補正値を様々なところが作っている。
ありのままで理解しようとする方向はないのだろうか?という感想を持った1日であった。

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