一般企業の中でも、先進的な取り組みのされている企業の中には、ジョブディスクリプションを定めているところがある。本家アメリカでは普通であるが、日本の雇用制度には向かないとされる仕事の定義をするというやつである。
向かない理由はいろいろあり、細かいところは専門に語る人たちに任せるとして、最も向いていないのは個々人が何でも熟さないといけないから、というものである。
ただ、これは個人の面から見た場合。組織から見た場合、組織のジョブディスクリプションは日本であっても必須である。所謂、組織機能図である。
組織機能図は、部署の役割と機能、そしてパッションがかかれているものである。これは、会社組織を作る際、真っ先に検討するものであるから、おそらくどの会社にもあると思うのだが、これが宮仕えには無い。
外部向けのWebページにはある程度までの機能図が載っているのだが、そこまで。班レベルまでの記載と人員、各セクションでの責任者が書かれている必要があり、内部の人間には公開されている。そんな状態の文書がないのである。もしかすると、公的文書扱いになるのを嫌っているのかも知れない。請求されたら開示する義務が生じるからだ。
これは大きな損失である。
口伝えで組織機能を伝承していくなど劣化していくだけである。仮にできたとしても、多くの部署があるので、重複だったり漏れ抜けが生まれる原因となる。
そうなると誰が損をするのか?
明らかである。国民だ。これは難しい問題である。

0 件のコメント:
コメントを投稿