日本には今、様々な問題が存在している。しかし、その多くは「日本人が本来持っていたマインドセットや価値観」があまりに多様化してしまったことが原因の一つであろう。このような問題を解決するために、日本人が再び自分たちが「ありたい姿」とする理想像を共有する必要がある。
子育てをする母親や子供の立場から見た場合、日本社会はまだまだ改善が必要だ。女性の社会進出が進んでいるものの、男女平等やワークライフバランスについては改善の余地がある。また、子育てをするための制度も、必要な支援が行き届いていない。子育ては家庭の問題であるという風潮が未だに残っている。これは変だ。将来の国を構成する人たちを見ることは、国づくりに直結するのだから、やらない理由はどこにも無いのだ。
一方、生産年齢人口から見た場合、就労環境や労働環境の改善が求められる。長時間労働や過剰な仕事量によるストレスや疲れが、精神的な問題や身体的な疾患を引き起こすことがある。新しい世代が担うまでは、今の世代が頑張るしか無いのだ。他の国からの流入が少ない以上、今いる人たちで頑張るしかない。そのため、働き方改革や労働環境の改善は急務だ。
一方で、資本家や企業経営者の立場からは、グローバル競争力の強化や企業の経営改善が求められる。競争が激化する中で、優れた商品やサービスを提供することが重要だ。しかし、優れた商品というのは根が深い。品質が良い=優れた商品ではない。ここを間違えると、進まない日々が続くことになる。また、忘れてはならないのが、環境問題や社会的責任を果たすこと。
さらに、一線を退いた人の立場から見た場合、高齢化社会における介護や医療制度の充実や高齢者福祉の充実が求められよう。社会保障制度の改革や高齢者が安心して暮らせる社会が実現されれば、現役世代が安心して仕事に打ち込めるというものである。
これらの問題を解決するためには、政策の改革や制度の見直しだけではなく、日本人が再び自分たちが「ありたい姿」とする理想像を共有し、その実現に向けて行動することが必要である。そのためには、日本人が本来持っていたマインドセットや価値観を再確認し、こんな日本なら喜んで仕事をしてみたい。そう思わせるありたい姿を作りたいものである。
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