カタカナの言葉が出てきた時は要注意である。
例えばイノベーション。
さまざまな意味合いを含んでいるので使い勝手が良い反面、受け取った方も勝手に解釈できる言葉である。新結合と訳され、結びつけ方によっては新しい価値を生み出すのがイノベーション。決して新技術の開発だったり、新商品を意味するものではない。例えていうなら、任天堂のWii。スペック自体は前機種のN64ベースだし、コントローラにしても赤外線を使った枯れた技術。しかし、その組み合わせでゲームだけができる新しい体験を提供したのである。
技術に暗い人だと、魔法としか思えないのだろう。魔法なら新しい技術が必要で、これこそイノベーションとなる。これが続くとイノベーションとは新しい技術をもとにして魔法のようなことができる一連の仕組み、となってしまう。
意味の確認も疎かになる。美しい国というコンセプトを掲げた首相がいた。これを聞いた瞬間になんと曖昧なコンセプトだろうと思った人はたくさんいたはずである。あえて日本語で打ち出した首相の心意気は立派だと思うが、それはさておき、このようにカタカナ語でなければ、瞬時に言わんとしている中身が解るのである。
カタカナ用語が出たときは何を言わんとするのか要注意である。ちなみに、コンセプトという言葉も相当危ない用語である。注意されたし。

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