2023年9月21日木曜日

Day53 生き馬の目を抜く

スクープされる側というのは結構ドキッとするものである。

通常企業で扱う文書には、一般(公開可能)、社外秘、グループ内秘、秘、極秘などに分けられる。取扱いも応じたものが必要だが、それ以上に注意を払うのは廃棄方法。それぞれの廃棄方法としては、普通に書類廃棄、機密文書廃棄、シュレッダーにて廃棄、即時回収などである。蛇足だが、PaperLab(セイコーエプソン製)などは、秘以上の廃棄に使われることが多いし、上手い使い方だと思う。

で、官庁の場合。一般職員の扱い情報ですら、株価などに影響を及ぼす可能性がある事を考えると企業における秘か極秘レベルだろう。いわんや秘レベルなら、新聞の記事にもなる訳である。

今回は、それが起きた模様。某経済に強い新聞社から、今年の〇〇白書の概要が分かったという記事が出た。いわゆるスクープ記事である。休日の新聞なので扱いの程度は大して高くないが、耳目を集めるには十分。

登庁して聞かされると多くの人が「えー!?」という素っ頓狂な声を上げている。仕事柄平日の新聞は隈なく目を通す人が多いものの、休日はOFFなのだろう。そして、休日明けの朝っぱらから対応に追われるのである。スクープされてしまった以上、何事もなかったのごとく大臣会見を開く準備を行うためである。なお掲載している情報からバージョンの推測ができ、ルートは絞られたが、夜中に忍び込まれて書類を持ち去られるという可能性を除き、ほぼ自部署では手の打ち用のないものばかり。再発防止は相当難しい。

記者のネタを仕入れる努力に驚くが、スクープじゃないと記事にならないというのは流石に悲しいものがある。いっそのこと記者にファンになってもらい、良質な記事に仕立ててもらう。平日はダイジェスト、休日は詳細版の記事で広く読まれるような努力を行うというのは双方メリットしかない気がするのは私だけだろうか?せっかく作ったものであれば、広く読んでもらいたいというのは自然なことだし、何より日本の現状を理解するための話題が豊富に取り上げられているのだから。



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