月に幾度か、タイムアタックのような日が訪れる。
8時半に登庁したら、夕方まで1時間ごとに報告があり、全てが終わった頃にはヘトヘトになる。
まさに、今日がその日であった。
あるデータを取り急ぎまとめ、長官が喋る原稿を作り、改めてデータをまとめ、政府高官へのレポートを行い、大臣への報告資料を更新する。といった具合である。
まるでお祭り騒ぎのようであったが、そういえば、政(まつりごと)に関わっていたのだから、お祭り騒ぎなのは、当然だったのだ。
今日も、おまつりである。
あるメーカーの新規事業開発者が官僚の世界、それも永田町へ出向。そんな異世界転生して持って行けたスキルは度胸くらい。起きているイベントがフィクションか、ノンフィクションかはご想像にお任せします。
私の宮仕への出向が終了を迎えた。 長いようで短い2年間であった。 この貴重な体験を振り返ると、民間では決して味わうことのできない数多くの気づきが得られた。最終的な上司が大臣であるという特異な環境で、自分の作成した資料が局長に渡り、大臣が総理大臣へ報告する資料の一部となっていった...
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